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一子相伝

読み方

いっし そうでん

意味

ある技芸・学問・秘法などを、師や家の中のただ一人(多くは実子や最も信頼する弟子)だけに秘密裏に伝えること。限られた者にのみ継承させ、他者には教えない伝承形態をいう。

由来

もとは中世〜近世の武芸・芸能・宗教(武家の兵法、能楽、茶道、仏教諸宗の口訣など)に見られた伝授制度に由来する語。成立した正確な年は不明だが、家元制度や流派が整う室町時代(14〜16世紀)以降に広く用いられるようになったとされる。

備考

比喩的に「限られた人だけに伝える秘伝」の意味でも使う。現代では家族以外(弟子・後継者)に伝える場合も多い。

例文

  • この技は一子相伝で、外部の者には決して教えない。
  • 師匠は奥義を一子相伝として、最後まで口外を禁じた。
  • 老舗のタレの作り方は一子相伝で受け継がれてきたという。
  • 一子相伝の秘術を学ぶには、長年の修業と信頼が必要だ。
  • 彼は一子相伝の書を託され、次代の当主として認められた。

類義語

  • 秘伝
  • 奥義
  • 口伝
  • 嫡伝
  • 家伝

対義語

  • 門外不出
  • 公開伝授
  • 広く伝える

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