一国一城
読み方
いっこく いちじょう意味
一つの国(または一つの勢力)が、自分の領域・権限を他に頼らず守り、独立して統治すること。転じて、他人の干渉を受けずに自分のやり方を貫く態度や、各自が自分の持ち場をしっかり守ることをいう場合もある。由来
中国古典に由来する語で、「一国(ひとつの国)には一城(ひとつの城)がある」の意から、各国がそれぞれ独立して城を構え治めることをたとえた表現とされる。成立の正確な年代・初出は不詳だが、漢文的表現として古くから用いられてきた。備考
本来は「独立して自立する」肯定的用法が中心だが、「独善的・協調しない」の批判的ニュアンスでも使われる。文脈で評価が変わる点に注意。例文
- 小国ながら一国一城の気概で、周辺国の圧力に屈しなかった。
- 彼は部署内でも一国一城の主のように振る舞い、協調を欠いた。
- 地方の工房が一国一城で技を守り続けてきたからこそ、伝統が残った。
- このプロジェクトは各チームが一国一城で進めるのではなく、情報共有を徹底しよう。
- 独立採算の方針で、各店舗は一国一城として責任を負う。
類義語
- 独立独歩
- 唯我独尊
- 一国独立
- 独立自尊
対義語
- 共同体制
- 相互依存