一唱三嘆
読み方
いっしょう さんたん意味
すぐれた詩歌や音楽に深く感動し、何度もため息をついて味わうこと。また、作品が非常に味わい深く、余韻が長く残るさまをいう。由来
中国古典『礼記』「楽記」の「一唱而三嘆」に由来する。『礼記』の成立は諸説あるが、戦国末期から前漢期(紀元前3〜2世紀ごろ)に編まれたとされ、宗廟音楽の深い余韻を評した表現。備考
主に詩歌・文章・音楽など芸術作品への深い感動を表す硬い語。日常会話より評論・鑑賞文で使われやすい。例文
- この短歌はわずか三十一音ながら、一唱三嘆すべき余韻を持っている。
- 名人の謡を聞いた客席からは、一唱三嘆の声が漏れた。
- 彼女の新作詩集には、一唱三嘆に値する佳句が多い。
- 古典文学の授業で読んだ一節に、学生たちは一唱三嘆した。
- その旋律は素朴だが深く、一唱三嘆の趣がある。
類義語
- 一読三嘆
- 嘆賞
- 感嘆
- 絶賛
対義語
- 味気索然
- 興味索然
- 無味乾燥
- 平板陳腐