一刻千金
読み方
いっこく せんきん意味
わずかな時間でも非常に貴重で、千金にも値するほど価値があること。もとは特に春の夜のひとときの趣深さ・楽しさをたたえた言葉だが、現在では広く、短い時間がきわめて大切であるという意味でも使う。由来
中国・北宋の蘇軾(そしょく)の漢詩『春夜』の一句「春宵一刻値千金」に由来する。成立は11世紀後半(北宋時代、約1070年代)とされ、日本には漢籍の受容を通じて伝わった。「一刻」はわずかな時間、「千金」は非常に高い価値を表す。備考
古典由来のやや文語的な表現。もとは『春の夜のひととき』をたたえる語だが、現代では季節を問わず『短い時間も非常に貴重だ』の意で使える。例文
- 春の月夜を眺めながら友と語り合う時間は、まさに一刻千金だ。
- 締切前の一時間は一刻千金だから、今は雑談している場合ではない。
- 新婚旅行の最後の夜を、二人は一刻千金の思いで過ごした。
- 桜が満開の夜は一刻千金というべき美しさで、誰もすぐには帰ろうとしなかった。
- 入試直前の勉強時間は一刻千金だと、先生に何度も言われた。
類義語
- 春宵一刻
- 寸陰尺璧
- 時は金なり
対義語
- 光陰虚過
- 無為徒食