一刻千金
読み方
いっこくせんきん
意味
わずかな時間でも非常に貴重で、金千両にも値するほど大切だというたとえ。特に好機や春の宵など、逃すと戻らない時にいう。
由来
中国由来の成語。北宋の文人・蘇軾(蘇東坡)が「春宵一刻値千金」(春の夜のひとときは千金に値する)と詠んだ詩句(11世紀ごろ)に基づくとされる。日本へは漢詩文受容を通じて定着。
備考
比喩として広く使えるが、もとは「春の夜の一刻」の情趣をたたえた表現。時間の切迫や好機の貴重さを強調する場面で用いる。
例文
- 締切前は一刻千金だ、無駄話は後にしよう。
- 子どもの成長期は一刻千金、今この時間を大切にしたい。
- 好機を逃さぬよう、一刻千金の覚悟で準備を進めた。
- 面会時間は短いが、一刻千金の思いで言葉を選んだ。
- 春の宵は一刻千金というが、確かに夜風が心地よい。
類義語
- 一寸光陰
- 寸陰是競
- 光陰矢の如し
対義語
- 悠々自適
- 閑散無為
- 無為徒食