一刻千秋
読み方
いっこく せんしゅう意味
ほんのわずかな時間が千年にも感じられるほど、何かを強く待ち望むこと。特に、会いたい人の到着や知らせ、結果の発表などを今か今かと待つ、切実で落ち着かない気持ちをいう。由来
中国の漢語表現に由来する四字熟語で、厳密な初出年代は未詳です。『一刻』はごく短い時間、『千秋』は千年・きわめて長い歳月の意で、短い時間でさえ非常に長く感じられるという対比から生まれました。日本には漢籍受容を通じて伝わり、遅くとも近世までには文章語として定着したと考えられます。備考
多くは『一刻千秋の思い』『一刻千秋の思いで待つ』の形で使う。文語的でやや硬い表現。『千秋』はここでは文字どおりの秋ではなく、長い年月のたとえ。例文
- 合格発表の時刻が近づくにつれ、受験生たちは一刻千秋の思いで掲示板を見つめていた。
- 海外へ赴任した夫の帰国を、彼女は一刻千秋の思いで待ち続けた。
- 新作映画の公開日を一刻千秋の思いで待っていたファンが、初日から劇場に詰めかけた。
- 救助隊からの連絡が入るまで、家族は一刻千秋の思いで夜を明かした。
- 決勝戦の判定結果を、一刻千秋の思いで観客全員が見守っていた。
類義語
- 一日千秋
- 一日三秋
- 首を長くして待つ
対義語
- 泰然自若
- 悠然自得