一別以来
読み方
いちべつ いらい意味
一度別れてから今に至るまで、という意味。以前会って別れた相手について、その後ずっと会っていないことや、別れてから今日までの時間の経過を表す。手紙や改まった文章で「一別以来ご無沙汰しております」のように使う、やや文語的な表現。由来
漢文由来の成句で、中国古典の書簡や詩文に見られる「一たび別れて以来」という表現が日本でも定着したもの。特定の初出は明確ではないが、同種の言い回しは遅くとも唐代(7〜10世紀)の漢文に見られ、日本では近世以降の文語文・書簡文で広く用いられた。備考
やや文語的で、手紙・挨拶・回想に多い表現。日常会話では「別れて以来」「あれ以来」のほうが自然。四字熟語というより漢語的成句として扱われることもある。例文
- 一別以来、恩師にはまだ一度もお目にかかれていない。
- 一別以来ご無沙汰しておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
- 彼とは卒業の日に一別以来、消息もわからないままだ。
- 祖父は戦友と一別以来、その名を聞くたびに胸を熱くしていた。
- 幼なじみと一別以来二十年、思いがけず同窓会で再会した。
類義語
- 別れて以来
- 爾来
- 別来
- 別後