一世一代
読み方
いっせい いちだい意味
一生に一度しかないと思われるほど、きわめて重大で特別な機会や出来事をいう。実際に本当に一回限りの場合だけでなく、その人にとって最大級の勝負・決断・晴れ舞台であることを強く表すときにも使う。由来
「一世」も「一代」も、ともに『一生・生涯』を意味する語で、同じ意味の語を重ねて強調した表現。成立した正確な年は不明だが、近世にはすでに用例があり、江戸時代中期から後期には歌舞伎や講談などでも『一世一代の大舞台』のような言い方が広まっていたと考えられる。中国古典に明確な典拠をもつ成句ではない。備考
「一世一代の〜」の形で名詞を修飾することが多い。実際に一度きりであることよりも、『生涯最大級に重要・特別』という強い強調表現として使われることが多い。例文
- 彼は一世一代の大勝負に出て、長年温めてきた事業計画を実行した。
- 結婚式の日は、両親にとっても娘にとっても一世一代の晴れ舞台だった。
- 監督は決勝戦を前に『今日は一世一代の覚悟で臨もう』と選手たちを鼓舞した。
- 歌舞伎役者が引退公演を一世一代の舞台として見事に勤め上げた。
- 彼女は一世一代の告白をするつもりで、静かに手紙を渡した。
類義語
- 一期一会
- 千載一遇
- またとない機会
対義語
- 日常茶飯
- 平々凡々