鬼面仏心
読み方
きめん ぶっしん意味
顔つきや態度は鬼のように怖く厳しそうでも、心の中は仏のようにやさしく慈悲深いこと。また、そのような人。見た目や第一印象とは違い、内面に思いやりや温かさを持っている様子を表す。由来
「鬼面」は鬼のような恐ろしい顔つき、「仏心」は仏のような慈悲深い心を意味する。外見の厳しさと内面のやさしさを対比させた四字熟語で、中国由来の漢語表現を背景にもつと考えられるが、正確な成立年・初出は未詳。備考
人を外見だけで判断してはいけない、という含みを持つことが多い。やや文語的・書き言葉的な表現で、会話では「見た目は怖いが優しい」と言い換えることもある。例文
- 厳しい口調で部下を叱る部長は鬼面仏心で、困ったときには必ず助けてくれる。
- 祖父は鬼面仏心の人で、子どものころは怖いと思っていたが、本当は誰よりも優しかった。
- 鬼面仏心の教師ほど、生徒の将来を真剣に考えているものだ。
- 見た目のいかつさに反して保護猫の世話を続ける彼は、まさに鬼面仏心というべき人物だ。
- その店主は鬼面仏心で、無愛想に見えて常連客の事情には細やかに気を配っている。
類義語
- 面悪心善
- 外剛内柔
- 厳貌温心
対義語
- 仏口蛇心
- 笑裏蔵刀
- 人面獣心