雪案蛍窓
読み方
せつあん けいそう意味
貧しい環境や不十分な条件にも屈せず、工夫と努力によって学問に励むこと。特に、灯火も買えないほど貧しい中で勉学を続けるような、刻苦勉励の姿勢をたとえていう。由来
中国・晋代(4世紀)の故事に由来する。孫康が雪明かりで書を読み、車胤が蛍を集めてその光で読書したという話を、「雪案」(雪に照らされた机)と「蛍窓」(蛍の光が差す窓)で表した語。これらの故事は唐代に成立した『晋書』(648年)などに伝わる。備考
硬い文章語・教養語で、日常会話ではあまり使わない。美談として「苦学」「向学心」をたたえる文脈に適するが、実際の貧困を軽く扱わない配慮も必要。例文
- 彼は奨学金とアルバイトで学費をまかない、まさに雪案蛍窓の思いで医師を目指した。
- 祖父は戦後の貧しい時代に、雪案蛍窓の努力で大学まで進んだという。
- 設備の整わない研究室でも成果を出した彼女の姿勢は、雪案蛍窓そのものだった。
- 成功の陰には、誰にも見えない雪案蛍窓の日々があった。
- 若いころの雪案蛍窓の経験が、彼の粘り強い仕事ぶりを支えている。
類義語
- 蛍雪之功
- 蛍窓雪案
- 車蛍孫雪
- 苦学力行
- 刻苦勉励
対義語
- 遊惰怠慢
- 怠惰放逸
- 無為徒食
- 不学無術