雨過天晴
読み方
うか てんせい意味
雨がやむと空が晴れること。転じて、苦労や心配事、悪い状況が去ったあとに、物事が好転して明るい見通しが開けることをいう。長く続いた困難のあとに訪れる安堵や回復を表す四字熟語。由来
中国由来の成語です。文字どおりは「雨が過ぎて天が晴れる」の意で、天候の変化を表す語から、困難の後に好転するたとえとして使われるようになりました。正確な初出ははっきりしませんが、中国では遅くとも明・清代(14〜19世紀)には広く用いられ、日本へは漢籍の受容を通じて江戸時代以前に伝わったと考えられます。備考
文字どおりの天気にも、比喩的に「苦難の後の晴れやかさ」にも使えます。やや文章語・漢語的で、日常会話より文章やスピーチで見られる表現です。例文
- 長い交渉がようやくまとまり、社内には雨過天晴の空気が広がった。
- 退院の日、家族は雨過天晴の思いで彼を迎えた。
- 誤解が解けたあと、二人の関係は雨過天晴と言えるほど明るくなった。
- 不況を耐え抜いたこの会社も、今年に入ってようやく雨過天晴の兆しが見えてきた。
- 受験の結果を知った瞬間、それまでの緊張が消え、まさに雨過天晴の気分になった。
類義語
- 苦尽甘来
- 開雲見日
- 柳暗花明
- 雲散霧消
対義語
- 前途多難
- 多事多難
- 四面楚歌
- 八方塞がり