雨奇晴好
読み方
うき せいこう意味
雨の日には雨の日の趣があり、晴れの日には晴れの日の美しさがあること。天候によって景色の味わいが変わり、どちらの場合もそれぞれにすばらしい、という意味。特に自然景観や庭園、旅先の風情をほめるときに用いられる。由来
中国・北宋の詩人蘇軾(そしょく、蘇東坡)が杭州の西湖を詠んだ詩「飲湖上初晴後雨」に由来する。成立は北宋の熙寧6年頃、1073年頃とされる。詩中の「水光瀲灔として晴れて方に好し、山色空濛として雨も亦た奇なり」という句から、「雨も奇、晴れも好し」の意で成句化した。備考
漢詩由来の雅語で、日常会話より文章語・観光案内・庭園や風景の描写に向く。「晴好雨奇」と同義で、こちらの形もよく用いられる。例文
- 梅雨の京都もまた雨奇晴好で、濡れた石畳がしっとりと美しかった。
- この庭園は雨奇晴好の趣があり、晴天の日だけでなく小雨の日にも訪れる価値がある。
- 湖畔の宿から眺める景色は雨奇晴好で、朝霧に包まれた雨の日も格別だった。
- 写真家は、雨奇晴好の表情を撮るために同じ場所へ何度も足を運んだ。
- 山里の風景は雨奇晴好で、晴れれば稜線が輝き、雨なら緑が深く沈んで見える。
類義語
- 晴好雨奇
- 晴雨佳景
- 風光明媚
- 山紫水明
- 明媚風光
対義語
- 興味索然
- 殺風景