開門揖盗
読み方
かいもん ゆうとう意味
門を開けて盗賊を招き入れるように、自分の不注意・軽率な行動によって、災い・危険・損害を自ら招いてしまうこと。特に、敵や悪人に付け入る隙を与える行為を戒めていう。由来
中国の史書『三国志』呉志に見える故事に由来する。孫策の死後、孫権が喪に服そうとした際、張昭が「今は賊や敵が多い時に礼制にこだわるのは、門を開けて盗賊を拝み迎えるようなものだ」と諫めたという話から。出来事は後漢末の建安5年(200年)頃、書物の成立は西晋時代の3世紀末頃。備考
古風で硬い表現。日常会話より、評論・ビジネス上のリスク説明・歴史や政治の文脈で使われやすい。単に「招く」ではなく、自ら危険を呼び込む含みが強い。例文
- セキュリティ対策を怠ったまま顧客情報を扱うのは、まさに開門揖盗だ。
- 敵対企業に内部資料を見せるなど、開門揖盗と言われても仕方がない。
- 不用意に怪しいリンクを開けば、ウイルスを招き入れる開門揖盗になりかねない。
- 国境警備を緩めすぎれば、密輸組織にとっては開門揖盗の状態になる。
- 彼を重要な会議に同席させたことが情報漏洩につながり、結果的に開門揖盗だった。
類義語
- 自招危難
- 自業自得
- 自滅行為
- 虎口招来
- 火中取栗
対義語
- 自衛防禦
- 用心堅固
- 門戸閉鎖