開巻一読
読み方
かいかん いちどく意味
本を開いて読み始めると、興味深くて一気に最後まで読んでしまうこと。また、そのように読者を強く引き込む本や文章をいう。書評や宣伝で『開巻一読の書』のように、非常に面白く読みやすい作品をほめて言う表現。由来
「開巻」は本を開くこと、「一読」はひととおり読むことを意味する漢語。両語を合わせた表現で、正確な初出年は不詳。古典漢籍の固定成句というより、近代以降、特に明治末~昭和期の書評や出版広告で『本を開けば一気に読んでしまう』意を表す語として広まったと考えられる。備考
主に本や文章をほめる表現。『開巻一読の書』の形が多い。やや文語的で、日常会話では『一気読みした』のほうが自然なこともある。例文
- そのミステリーは開巻一読、気づけば終電の時間を過ぎていた。
- 著者の新作は、平明な文章と巧みな構成でまさに開巻一読の書である。
- 難しいテーマを扱いながらも、この新書は開巻一読、最後まで飽きさせない。
- 書評欄では『久々の開巻一読の傑作』と高く評価されていた。
- 祖父に勧められた自伝を開いたら開巻一読、戦時下の暮らしの描写に引き込まれた。
類義語
- 一気読み
- 引き込まれる
- 頁を繰る手が止まらない
対義語
- 索然無味
- 難解晦渋
- 退屈至極