門前雀羅
読み方
もんぜん じゃくら意味
家や店の門前に雀を捕る網が張れるほど、人の出入りや来客がまったくなく、ひっそりしていること。転じて、地位や人気、商売の勢いが衰えて、訪問者や客が絶えるさまをいう。由来
「雀羅」は雀を捕る網のこと。中国前漢の故事に由来し、司馬遷の『史記』(紀元前1世紀ごろ成立)に、廷尉だった翟公が失脚すると門前が閑散とし、「門外に雀羅を設くべし」といわれた話が見える。権勢や人気が去れば人も去る、という意味から生まれた。備考
「門前雀羅を張る」「門前雀羅を設く」の形で使うことが多い。商売の不振にも、失脚して来訪者が絶えることにも使う、やや文語的な表現。例文
- 新装開店直後は行列ができたのに、半年後には門前雀羅のありさまとなった。
- 大臣の座を退いた途端、あれほど人の出入りがあった邸宅も門前雀羅になった。
- 雨の日が続き、海辺の売店は門前雀羅を張る日々が続いている。
- 宣伝不足のせいで、講演会の受付前は開始直前まで門前雀羅だった。
- 失脚後の彼の事務所は門前雀羅で、電話もほとんど鳴らなかった。
類義語
- 閑古鳥が鳴く
- 客足が絶える
- 閑散
- 寂然
対義語
- 千客万来
- 門前成市
- 盛況
- 引きも切らない