錦心繍口
読み方
きんしん しゅうこう意味
心に美しい考えや感性を持ち、口から出る言葉や文章も刺繍のように美しく巧みであること。特に、詩文を作る才能がすぐれ、表現が華麗で洗練されているさまをいう。由来
中国の成語「錦心繡口」に由来する。唐代(8〜9世紀)の文人・柳宗元の「乞巧文」に見える語とされ、「錦のように美しい心、刺繍のように美しい口先・言葉」という比喩から、詩文の才の華やかさを表すようになった。備考
文章・詩歌・弁舌の美しさを褒める硬い表現。日常会話ではまれで、文学評論や人物評など改まった文脈で使われやすい。例文
- 彼女の随筆は錦心繍口で、何気ない日常まで鮮やかに描き出す。
- 若くして賞を受けたその詩人は、まさに錦心繍口の才を備えている。
- 教授の講演は内容も深く、表現も錦心繍口で聴衆を魅了した。
- 彼の手紙には錦心繍口の趣があり、読むたびに言葉の美しさに驚かされる。
- 単に難しい語を並べるだけでは、錦心繍口の文章とは言えない。
類義語
- 錦心繍腸
- 錦繍文章
- 美辞麗句
- 麗句清詞
- 才華横溢
対義語
- 拙文拙筆
- 悪文
- 粗言拙語