酔生夢死
読み方
すいせい むし意味
酒に酔ったように何となく生き、夢を見ているようにむなしく死んでいくこと。転じて、人生の目的や自覚を持たず、快楽や惰性のまま一生を送ることをいう。多くは、そのような無意味で放縦な生き方を戒めたり批判したりする表現。由来
中国・北宋の11世紀後半ごろに成立した文章『明道先生行状』に見える語とされる(細かな成立年は未詳)。「酔ったように生き、夢のように死ぬ」という字義から、志や自覚を失って一生を空費することを表すようになり、日本でも漢籍由来の四字熟語として定着した。備考
基本的に否定的な語感で、無目的・放縦・無自覚な生き方を批判的に表す。日常会話より、評論や文学などやや硬い文章で使われやすい。例文
- 目標も持たず享楽だけを追う酔生夢死の毎日から、彼はようやく抜け出した。
- 若いうちを酔生夢死に過ごしてはならないと、祖父はよく私に言った。
- 会社に流されるまま働くだけでは、気づけば酔生夢死の人生になりかねない。
- その小説は、戦後の混乱の中で酔生夢死の生活を送る若者たちを描いている。
- 成功のあと遊興に溺れた彼の晩年は、まさに酔生夢死と評されても仕方がない。
類義語
- 無為徒食
- 行屍走肉
- 遊惰放逸
対義語
- 一意専心
- 刻苦勉励
- 粉骨砕身