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遠水近火

読み方

えんすい きんか

意味

遠くにある水では、目の前の火事を消せないことから、遠方の援助や関係の薄い人は、差し迫った事態には役立ちにくいというたとえ。急場では、身近な人や手段のほうが頼りになることを表す。

由来

中国戦国時代末期、紀元前3世紀ごろの中国古典『韓非子』に見られる「遠水不救近火(遠い水は近くの火を救えない)」に由来するとされる。日本ではこの趣旨を四字に縮めて「遠水近火」と言い、遠い助けは急場に間に合わない意で用いられる。

備考

単独でも使うが、実際には「遠水は近火を救わず」という形のほうが通じやすい。やや漢文調で、文章・論評・スピーチなどで使われることが多い。

例文

  • 災害対応では、遠方の支援を待つだけでは遠水近火になりやすい。
  • 急な発熱のとき、実家に電話しても遠水近火で、結局は近所の友人に頼った。
  • 海外本社の承認を待っていては遠水近火だから、現場で判断しよう。
  • 遠水近火というように、非常時こそ身近な備えがものをいう。
  • 転勤してから、遠くの親戚より近くの同僚が頼りになるという遠水近火を実感した。

類義語

  • 遠水は近火を救わず
  • 遠くの親類より近くの他人
  • 遠親は近隣に如かず

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