軽裘肥馬
読み方
けいきゅう ひば意味
軽くて上質な毛皮の衣服と、よく肥えた立派な馬のこと。転じて、富貴な身分の人がぜいたくで華やかな暮らしをするさま、またそのような富貴・栄華の生活をいう。由来
中国古典に由来する語。『論語』雍也篇に、子華が斉へ行く際の描写として「肥馬に乗り、軽裘を衣る」とあり、よく肥えた馬と軽い毛皮の衣が富貴の象徴とされた。『論語』は孔子の没後、戦国時代ごろ(紀元前5〜前3世紀ごろ)に編纂されたとされるが、正確な成立年は不明。備考
文章語・漢文調の硬い表現。現代会話ではまれで、富裕層の豪奢な生活をやや批判的・風刺的に述べる文脈でも使われる。例文
- 彼は軽裘肥馬の暮らしに慣れ、質素な生活には戻れなかった。
- 軽裘肥馬を誇るだけでは、人々の尊敬は得られない。
- 若いころは軽裘肥馬に憧れたが、今は静かな暮らしのほうが大切だ。
- その一族は代々軽裘肥馬の生活を送り、地方でも名家として知られていた。
- 小説には、軽裘肥馬を尽くす貴族社会の空虚さが描かれている。
類義語
- 肥馬軽裘
- 錦衣玉食
- 富貴栄華
- 栄華富貴
- 贅沢三昧
対義語
- 粗衣粗食
- 質素倹約
- 箪食瓢飲
- 清貧自守