豊衣足食
読み方
ほうい そくしょく意味
着る物が豊かで、食べ物も十分にあること。転じて、生活に必要な物資が満ち足り、衣食に困らない裕福で安定した暮らしをいう。由来
「豊衣」は衣服が豊かなこと、「足食」は食物が足りていることを表す漢語の組み合わせ。中国の成語「豊衣足食(簡体字:丰衣足食)」に由来し、五代十国時代(10世紀)の王定保『唐摭言』に用例が見えるとされる。日本への伝来時期は未詳。備考
やや硬い文章語。単に裕福というより、衣食という生活の基本が満ち足りている状態を表す。豊かさへの反省や社会論で用いられやすい。例文
- 戦後の混乱を知る祖父は、今の豊衣足食の生活を当たり前だと思ってはいけないとよく言う。
- この国は経済成長によって豊衣足食を実現したが、心の豊かさという課題は残っている。
- 豊衣足食の時代だからこそ、食品ロスや過剰消費について真剣に考える必要がある。
- 彼は豊衣足食の家庭に育ったが、貧しい地域の支援活動に強い関心を持っている。
- 人々が豊衣足食を享受できる社会を目指して、政府は農業と福祉政策を強化した。
類義語
- 暖衣飽食
- 衣食豊足
- 衣食充足
- 衣食足りる
対義語
- 悪衣悪食
- 粗衣粗食
- 飢寒交迫
- 衣食不足