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言近旨遠

読み方

げんきん しえん

意味

使われている言葉や表現は身近でわかりやすいが、そこに込められた意味や趣旨は深く、広く遠大であること。平易な言い方の中に、人生・政治・道徳などに関する深い道理が含まれているさまをいう。

由来

中国戦国時代の思想書『孟子』尽心下に見える「言近而指遠者、善言也」に由来するとされる。孟子は紀元前4世紀ごろの人物で、平易な言葉で遠大な道理を示すのがよい言葉だ、という趣旨から成った表現。「指」は趣旨の意で、後に「旨」とも書かれる。

備考

文章・発言・詩句などを高く評価する文脈で使う硬い表現。日常会話ではまれで、評論・文学・スピーチ評などに向く。

例文

  • この寓話は子どもにも読めるほど平易だが、まさに言近旨遠で、大人になってから読むとさらに味わい深い。
  • 教授の講義は難しい専門語を避けているのに核心を突いており、言近旨遠の説得力があった。
  • 古典の名句には、短く素朴な表現の中に深い思想を含む言近旨遠のものが多い。
  • 社長の年頭挨拶は一見ありふれた言葉だったが、会社の進むべき方向を示す言近旨遠の内容だった。
  • 彼の詩は飾り気が少なく、日常語だけで人生の哀歓を描く言近旨遠の作風で知られている。

類義語

  • 言近意遠
  • 微言大義
  • 簡明深遠
  • 言簡意深

対義語

  • 言葉は難解で意味は浅い
  • 空疎な美辞麗句
  • 大言壮語

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