言語道断
読み方
ごんごどうだん
意味
言葉にして言い表せないほど、常識や道理に外れていて、まったく許しがたいこと。強い非難・憤りを込めて「とんでもない」の意で使う。
由来
仏教語に由来。仏法の深い真理は言語によって説き尽くせず(言語)、思慮・分別の及ぶ道筋でもない(道断)という意の「言語道断」から。成立年代は諸説あるが、禅語など中世(鎌倉〜室町期)に用例が見られるとされ、正確な初出年は不詳。のちに「道理に外れて許しがたい」の意味へ転じた。
備考
強い断罪表現で、目上や公的場面では攻撃的に響くことがある。元は「言葉でも理屈でも及ばない」の仏教的用法で、現代は「許しがたい」「とんでもない」が主。
例文
- 彼の行為は言語道断で、到底見過ごせない。
- 弱者をだますなんて言語道断だ。
- こんな杜撰な説明で納得しろとは、言語道断だよ。
- 努力した人を笑うとは言語道断だと思う。
- 安全基準を無視するなど言語道断、直ちに是正すべきだ。
類義語
- とんでもない
- もってのほか
- 許しがたい
- 言うまでもないほどひどい
- 不届き至極
対義語
- 理路整然
- 当然至極
- 正々堂々