見利忘義
読み方
けんり ぼうぎ意味
利益や得になることを目の前にすると、正義・道義・信義を忘れてしまうこと。金銭や地位などへの欲に負け、守るべき筋道や人としての道を軽んじる態度をいう。由来
中国古典の儒教的な価値観に由来する成語。「利を見て義を思う」という『論語』憲問篇の教えを踏まえた反対表現とされる。四字成語としての初出時期は不詳だが、中国古典に基づく語として日本でも用いられる。備考
道徳的非難を込めて使う硬い表現。日常会話より、評論・ビジネス倫理・政治批判などで用いられることが多い。例文
- 彼は報酬に目がくらみ、仲間を裏切るという見利忘義の行動を取った。
- 企業が安全対策を怠って利益を優先するなら、それは見利忘義と言われても仕方がない。
- 政治家には、見利忘義に陥らず公共の利益を守る姿勢が求められる。
- 短期的な儲けだけを追う見利忘義の商売は、いずれ信用を失う。
- 友人との約束を破ってまで得を選ぶとは、まさに見利忘義だ。
類義語
- 利欲熏心
- 私利私欲
- 背信棄義
対義語
- 見利思義
- 大義名分
- 公明正大