草木皆兵
読み方
そうもく かいへい意味
恐れや疑いの気持ちが強すぎて、草や木まで敵兵に見えるように、些細なことにもおびえ、何でも危険や敵のように感じてしまうこと。不安のために神経が過敏になっている状態をたとえる。由来
中国・東晋時代の383年ごろ、淝水の戦いで前秦の苻堅が敗走した際、八公山の草木がすべて敵兵に見えたという『晋書』の故事に由来する。恐怖心が現実の見え方をゆがめることを表した語。備考
中国故事に由来する漢語的な四字熟語。『風声鶴唳』と並べて用いられることも多く、実際の敵ではなく、恐怖で何でも脅威に見える比喩として使う。例文
- 敗戦の知らせを受けた陣営は草木皆兵となり、風の音にもおびえた。
- 不祥事が続いた会社では、社員が草木皆兵のようになって些細な連絡にも神経質になっている。
- 一度空き巣に入られてから、夜の物音がすべて草木皆兵に思えて眠れない。
- 試験直前で自信がないと、周囲の受験生が皆すごく見えて草木皆兵の状態になる。
- 根拠の薄いうわさが広がり、住民たちは草木皆兵となって見慣れない人影を警戒した。
類義語
- 疑心暗鬼
- 風声鶴唳
- 杯弓蛇影
対義語
- 泰然自若
- 沈着冷静
- 平常心