苦学力行
読み方
くがく りっこう意味
貧しさや逆境などの苦労に耐えながら学問に励み、さらに学んだことを自ら進んで実行すること。また、そのように不断の努力を重ねて身を立てること。単なる勉強熱心さだけでなく、実践まで伴うまじめな修養の姿勢をいう。由来
「苦学」は苦労しながら学ぶこと、「力行」は学んだことを努力して実践することを表す漢語を組み合わせた語です。「力行」は中国古典『礼記・中庸』などに見られますが、「苦学力行」という四字熟語としての正確な初出年・初出文献は不詳です。日本では明治~昭和初期の教育・修身・立身出世の文脈で広く用いられるようになりました。備考
文章語・褒め言葉として使われることが多く、評伝・祝辞・校訓・社史などで見かけやすい表現です。「苦学」には貧困や逆境に耐えて学ぶという含みがあります。例文
- 彼は苦学力行の末に奨学金を得て、医師への道を切り開いた。
- 祖父は苦学力行で身を立てた人として、今でも郷里で尊敬されている。
- 校長は式辞で、創立者の苦学力行の精神を受け継いでほしいと語った。
- 華やかな成功の裏には、長年の苦学力行があったことを忘れてはならない。
- 若い頃に苦学力行した経験が、彼の誠実な人柄を形づくった。
類義語
- 刻苦勉励
- 蛍雪之功
- 勤倹力行
対義語
- 好逸悪労
- 怠惰放逸
- 無為徒食