自由放任
読み方
じゆう ほうにん意味
各人や物事の動きに外から干渉・統制を加えず、本人や自然の成り行きに任せること。政治・経済では規制を少なくして市場や個人の活動に任せる立場を指し、教育や組織運営では「必要な指導をせず放っておく」という否定的な意味で使われることも多い。由来
「自由」は他から束縛されないこと、「放任」は干渉せず成り行きに任せることを表す漢語で、その結合から成る。近代日本では、明治時代以降(19世紀後半)に西洋の自由主義思想やフランス語由来の経済思想 “laissez-faire” を説明する語として広まったと考えられる。厳密な成立年は不明。備考
経済・政治では「規制しない主義」を表す比較的中立的な語だが、教育・管理の文脈では「放置」「無責任」に近い批判的ニュアンスを帯びやすい。例文
- 政府は新産業の成長を促すため、当初は自由放任に近い政策を取った。
- 子どもの自主性を尊重することと、自由放任にすることは同じではない。
- 市場を完全に自由放任にすれば、弱い立場の人が不利益を受ける可能性もある。
- 彼の部署運営は自由放任で、部下は伸び伸び働ける一方、責任の所在が曖昧になりがちだ。
- 自由放任の校風で知られる学校だが、最低限の生活指導は徹底している。
類義語
- 放任主義
- 無干渉主義
- 自由放任主義
- 不干渉
- なすに任せること
対義語
- 管理統制
- 規制強化
- 干渉介入
- 厳格管理
- 統制主義