自家薬籠
読み方
じか やくろう意味
自分の薬箱の中の薬のように、必要なときいつでも思いどおりに使える知識・技術・人物などのこと。多くは「自家薬籠中の物とする」の形で、完全に身につけて自在に使いこなす意を表す。由来
中国・唐代(7〜8世紀)の故事に由来する「薬籠中物」がもと。『新唐書』元行沖伝などに、狄仁傑が元行沖を「わが薬籠中の物」と評し、欠かせない存在だと言った話が見える。日本では「自家」を添えた形で定着した。備考
現代ではやや硬い文章語。「自家薬籠」単独よりも「自家薬籠中の物」「自家薬籠中の物とする」の形が一般的。例文
- 彼は統計学を自家薬籠中の物としており、どんな分析にもすぐ応用できる。
- 長年の修業の末、彼女は古典文法を自家薬籠中の物にした。
- その弁護士は複雑な判例を自家薬籠のように扱い、説得力のある主張を組み立てた。
- 海外勤務の経験によって、彼は異文化交渉を自家薬籠中の物とした。
- 単に暗記するだけではなく、知識を自家薬籠中の物にして初めて実務で役立つ。
類義語
- 自家薬籠中の物
- 薬籠中の物
- 自由自在
- 意のまま
- 自在に操る
- 掌中の物
対義語
- 不得手
- 不慣れ
- 手に余る
- 手に負えない
- 歯が立たない