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肝胆相照

読み方

かんたん そうしょう

意味

互いに心の奥底まで打ち明け、少しも隔てなく誠実に付き合うこと。腹を割って本心を語り合えるほど深く信頼し合った関係をいう。人と人とが真心で結ばれ、強い友情や親密さを保っているさまにも用いる。

由来

中国古典に由来する成語。『史記』淮陰侯列伝(前1世紀ごろ成立)などに見える「肝胆を開いて誠を尽くす」という発想がもとになり、のちに「肝胆相照」の形で定着したとされる。日本での受容時期の詳細は不詳だが、漢籍受容を通じて古くから文語的に用いられてきた。

備考

音読みで「かんたんそうしょう」、訓読で「肝胆相照らす」ともいう。文学的で硬い表現のため、日常会話では「腹を割って話す」などに言い換えることが多い。

例文

  • 彼とは長年苦楽をともにし、今では肝胆相照の友となった。
  • 両首脳が肝胆相照らす関係を築けるかが、交渉成功の鍵だ。
  • あの作家と編集者は、肝胆相照らす間柄として知られている。
  • 危機の場面で本音をぶつけ合い、二人はようやく肝胆相照の仲になった。
  • 表面だけの協力ではなく、肝胆相照らす信頼関係が組織には必要だ。

類義語

  • 親密無間
  • 水魚之交
  • 管鮑之交
  • 意気投合
  • 心腹之交

対義語

  • 面従腹背
  • 同床異夢
  • 貌合神離
  • 離心離反

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