肉食妻帯
読み方
にくじき さいたい意味
僧侶が肉を食べ、妻を持つこと。仏教の戒律上、本来は避けるべき行為とされたが、日本では宗派や時代によって受け止め方が異なる。転じて、出家者が世俗的な生活をすることを指す場合もある。由来
「肉食」は肉を食べること、「妻帯」は妻を持つことを意味し、仏教の戒律に関する語として成立した。正確な初出年は不明。日本では鎌倉時代(13世紀)に親鸞が妻帯を公然化したことや、明治5年(1872年)の太政官布告で僧侶の肉食妻帯が公認されたことにより、特に知られる語となった。備考
読みは「にくじきさいたい」が標準的。「肉食」は日常語では「にくしょく」と読むが、仏教語では「にくじき」と読む点に注意。例文
- 明治政府の布告により、僧侶の肉食妻帯は制度上認められるようになった。
- その宗派では、肉食妻帯を必ずしも破戒とは見なさない伝統がある。
- 祖父の寺では、住職が家族と暮らしており、肉食妻帯は珍しいことではなかった。
- 仏教史の授業で、親鸞と肉食妻帯の関係について学んだ。
- 厳格な戒律を重んじる立場からは、肉食妻帯に批判的な意見もある。
類義語
- 肉食帯妻
- 妻帯肉食
- 破戒
- 僧侶妻帯
対義語
- 精進潔斎
- 持戒清浄
- 禁欲持戒
- 不殺生戒・不淫戒の遵守