義理人情
読み方
ぎりにんじょう
意味
世話になった相手への義務・恩(義理)と、人としての思いやりや情(人情)のこと。世間で重んじられる、筋を通しつつ情に厚い態度をいう。
由来
「義理」と「人情」を並べた語で、町人文化の中で対立しがちな「義務・恩」と「情」を表す言い回しとして定着した。成立年代は諸説あり、江戸時代(17〜19世紀)頃に広まったとされるが、正確な初出年は不詳。
備考
任侠・落語・時代劇などで「情に厚い」「筋を通す」価値観としてよく用いられる。古風で口語的な響きがあり、硬い文章より会話で見かけやすい。
例文
- 義理人情を重んじる父は、困っている知人を放っておけない。
- 義理人情の世界だからこそ、貸し借りはきちんと返すのが筋だ。
- 彼は義理人情に厚く、約束を破るようなことはしない。
- 仕事は仕事だが、義理人情として一本電話を入れておいた。
- 義理人情だけでは回らないこともあるが、最後は人の心が支える。
類義語
- 人情味
- 恩義
- 情義
- 義侠心
対義語
- 薄情冷淡
- 冷酷無情
- 忘恩負義