縦横無碍
読み方
じゅうおう むげ意味
何ものにも妨げられず、思いのままに自由自在にふるまうこと。物事をあらゆる方向に自在に進めたり、考えや行動が制約にとらわれなかったりするさまを表す。由来
「縦横」は縦と横、転じて四方八方・自由自在を表す語。「無碍(無礙)」は仏教語で、障害や妨げがないことをいう。仏教語彙が漢籍・仏典を通じて日本に入り、両語が結びついた表現。成立の正確な年代は不明だが、中世以降の仏教語の受容を背景に広まったと考えられる。備考
「無碍」は「無礙」とも書く。やや硬い文章語で、人物の才能・発想・技量などを高く評価するときに用いられることが多い。例文
- 彼は難しい議論でも、縦横無碍に論点を展開して聴衆を引き込んだ。
- その画家の筆づかいは縦横無碍で、画面全体に生命感があふれている。
- 経験を積んだ職人は、素材の癖を読み取りながら縦横無碍に道具を操る。
- 彼女の発想は縦横無碍で、既存の枠に収まらない企画を次々に生み出す。
- ベテランの司会者は、予期せぬ質問にも縦横無碍に対応した。
類義語
- 自由自在
- 縦横無尽
- 融通無碍
- 自在無碍
対義語
- 不自由
- 束縛
- 窮屈
- 進退維谷