立身出世
読み方
りっしん しゅっせ意味
社会の中で地位・名声・財産などを得て、世間に認められるようになること。学業や仕事で努力して身を立て、昇進や成功を重ねることをいう。個人が社会的に上昇し、一人前以上の存在になるという意味で使われる。由来
「立身」は中国古典に見られる「身を立てる」という語に由来し、「出世」はもともと仏教語で「迷いの世を出る」ことを意味した。日本では中世以降、「出世」が転じて「世に出て成功する」意で使われるようになり、二語が結び付いた「立身出世」は近世から用例が見られる。特に明治時代後半(19世紀後半)に、学問や官職による社会的成功の理想を表す語として広まった。正確な初出年は不詳。備考
やや古風な響きがあり、明治以降の成功観を連想させる語。単なる昇進より広く、社会的地位や名声を得ること全体を指す。文脈によっては世俗的野心をにおわせる。例文
- 彼は貧しい家に生まれたが、努力を重ねて立身出世を果たした。
- 親は子どもに立身出世してほしいと願い、教育に力を入れた。
- 明治時代には、学問が立身出世の近道だと考えられていた。
- 立身出世ばかりを追い求めても、幸せになれるとは限らない。
- この小説は、無名の青年が苦難の末に立身出世する物語だ。
類義語
- 栄達
- 出世栄達
- 立志栄達
- 成功
対義語
- 没落
- 零落
- 不遇
- 失脚