空理空論
読み方
くうり くうろん意味
現実とかけ離れていて、実際には役立たない理論や議論のこと。もっともらしく見えても具体性や実行可能性がなく、机上で考えただけの空疎な考えを、批判的にいう表現です。由来
「空理(実際性のない理屈)」と「空論(中身がなく役に立たない議論)」を重ねて強調した語です。「空」は“中身がない・現実に即していない”の意。特定の故事に由来する四字熟語ではなく、正確な初出や成立年は不詳ですが、近代以降の評論・思想分野で広く定着したと考えられます。備考
強い否定的評価を含む語で、人の議論や計画を批判するときに使われます。「机上の空論」と近いですが、「空理空論」は理論・議論そのものの空疎さをやや強く言う傾向があります。例文
- 彼の改革案は理想ばかり高く、予算の裏づけがない空理空論だ。
- 現場を見ずに語るだけでは、どんな政策も空理空論に終わる。
- 学者の議論が空理空論だと批判されないためには、実証が欠かせない。
- 会議では空理空論を並べるのではなく、実行可能な手順を示してほしい。
- 若いころは彼の主張を空理空論と思ったが、今では一部に真実があったと感じる。
類義語
- 机上の空論
- 絵空事
- 空論
- 理論倒れ
対義語
- 具体策
- 実践躬行
- 現実主義
- 実事求是