空中楼閣
読み方
くうちゅうろうかく
意味
現実には基盤がなく、実現の見込みもないのに、頭の中だけで思い描く壮大な計画や理想。実体のない空想・絵空事のたとえ。
由来
中国古典に由来するとされる。空中に楼閣(高い建物)を築くという不可能なイメージから、根拠のない空想や計画を指す語となった。成立の正確な年代は不詳。日本では漢籍受容以降(中世〜近世)に広まったと考えられる。
備考
「絵に描いた餅」「机上の空論」に近いが、特に“根拠や基盤がない壮大な計画・理想”を皮肉る語。文章語・論評でよく用いる。
例文
- 資金計画もない新規事業の構想は、空中楼閣にすぎない。
- 理想を語るのは大切だが、実行手段がなければ空中楼閣だ。
- 彼の政策案は聞こえはいいが、裏付けがなく空中楼閣だと批判された。
- 現場の状況を無視した改革案は、空中楼閣になりやすい。
- 数字と根拠を示せない提案は、空中楼閣と思われても仕方がない。
類義語
- 絵空事
- 机上の空論
- 砂上の楼閣
- 空理空論
対義語
- 堅実着実
- 実事求是
- 地に足がつく