石火電光
読み方
せっか でんこう意味
火打石から散る火花や稲妻の光のように、きわめて短い時間、または動きや判断が非常にすばやいことをいう。人生や世の中の移ろいやすさ、はかなさをたとえる場合にも用いられる。由来
中国の古典・仏教語に由来する表現で、火打石から飛ぶ火花を「石火」、稲妻の光を「電光」という。どちらも一瞬で消えることから、きわめて短い時間や素早さのたとえになった。正確な初出は定かでないが、遅くとも宋代(10〜13世紀ごろ)の禅籍に見られる系統の語とされ、日本には漢籍や仏教文献を通じて伝わった。備考
古風・文語的な響きがあり、現代では同義の「電光石火」のほうが一般的。文学的表現や文章語で、瞬時さやはかなさを強調したいときに使われやすい。例文
- 彼は石火電光の早業で企画書をまとめ、会議に間に合わせた。
- 剣士は石火電光の一撃で勝負を決めた。
- 禅の語録では、人の命のはかなさを石火電光にたとえる。
- 社長は石火電光のごとく決裁を下し、新工場の建設を進めさせた。
- 人生は石火電光、今この瞬間を大切にせよと師は語った。
類義語
- 電光石火
- 疾風迅雷
- 一瞬
- 刹那
対義語
- 悠長
- 緩慢
- 牛歩
- 遅疑逡巡