石心鉄腸
読み方
せきしん てっちょう意味
石のように動かない心と、鉄のように強い内面をもつこと。意志がきわめて堅く、苦難や誘惑、他人の言葉に容易に動かされないさまをいう。文脈によっては、人情にほだされない冷淡・無情な態度を含むこともある。由来
「石」は堅く動かないもの、「鉄」は強く曲がりにくいもののたとえで、「心」「腸」は内心・感情を表す漢語的表現。中国の成語「鉄石心腸」などと同系で、宋代(11世紀ごろ)には類似表現が文献に見られるが、「石心鉄腸」そのものの初出年は不詳。日本では漢語成語として定着した。備考
硬い決意をほめる語としても使うが、情に動かされない冷たさを批判的にいう場合もある。日常会話より文章語・改まった表現で使われやすい。例文
- 彼は石心鉄腸の決意で、十年かかる研究を最後までやり遂げた。
- どれほど批判されても方針を変えない彼女の姿勢は、まさに石心鉄腸というべきだ。
- 起業には情熱だけでなく、失敗に耐える石心鉄腸の覚悟が必要だ。
- 部下の窮状を聞いても一切譲歩しない態度は、石心鉄腸を通り越して冷酷に見えた。
- 誘惑の多い環境で目標を守り抜くには、石心鉄腸の精神が求められる。
類義語
- 鉄心石腸
- 鉄石心腸
- 意志堅固
- 堅忍不抜
- 不撓不屈
対義語
- 優柔不断
- 意志薄弱
- 付和雷同
- 多情多感