知小謀大
読み方
ちしょう ぼうだい意味
知恵や才能が十分でないのに、身の程を超えた大きな計画を立てたり、大事業を企てたりすること。実力に見合わない大望を抱く、分不相応な策をめぐらす、という非難や戒めの気持ちを含んで使う。由来
中国古典『易経』の「繋辞下伝」にある「徳薄くして位尊く、知小にして謀大、力少なくして任重し…」に由来する。成立時期は戦国時代末期から前漢初期ごろ、紀元前3〜2世紀頃とされる。もとは知恵や力量が足りない者が重い任務や大計画を担う危うさを戒めた句。備考
やや古風で硬い書き言葉。多くは批判・戒めとして用いられ、日常会話より評論や文章で見かける。無謀な挑戦全般を指すが、特に能力不足と大計画の不釣り合いを強調する。例文
- 経験も資金も乏しいのに世界進出を語るのは、まさに知小謀大だ。
- 彼の新規事業案は壮大だが、準備不足のままでは知小謀大との批判を免れない。
- 知小謀大に陥らないよう、まずは自社の技術力と人員を冷静に見直すべきだ。
- 上司は私たちの計画書を見て、『理想は立派だが知小謀大になってはいけない』と諭した。
- 若さゆえの挑戦は大切だが、根拠のない知小謀大では周囲の信頼を失う。
類義語
- 不自量力
- 好高騖遠
- 大言壮語
- 身の程知らず
対義語
- 量力行事
- 身の程をわきまえる
- 深慮遠謀