瞻前顧後
読み方
せんぜん こご意味
前を見て将来を考え、後ろを振り返って過去も顧みること。物事の前後や結果をよく考えて慎重に行動する意味で用いられる一方、あれこれ気にしすぎて決断できない、ためらうという否定的な意味でも使われる。由来
「瞻」は前方を見る・仰ぎ見る、「顧」は振り返って見る意。前を見て後ろを顧みるという字義から成る。出典は中国戦国時代(紀元前4〜3世紀ごろ)に成立したとされる『楚辞』「離騒」の「瞻前而顧後兮」に由来するとされる。備考
文章語・漢文調の硬い表現。肯定的には「慎重」、否定的には「優柔不断」の含みを持つため、文脈で評価が変わる。例文
- 新規事業に参入するなら、瞻前顧後して市場の将来性と過去の失敗例を検討すべきだ。
- 彼は瞻前顧後するあまり、絶好の投資機会を逃してしまった。
- 重要な契約だからこそ、勢いだけで進めず瞻前顧後の姿勢が求められる。
- 社長は瞻前顧後しつつも、最後には大胆な改革案を採用した。
- 瞻前顧後ばかりしていては、変化の速い業界で生き残れない。
類義語
- 右顧左眄
- 首鼠両端
- 躊躇逡巡
- 熟慮慎重
- 前後顧慮
対義語
- 軽挙妄動
- 猪突猛進
- 直往邁進
- 即断即決
- 当機立断