真実一路
読み方
しんじつ いちろ意味
うそやごまかしに流されず、真実をよりどころとして一筋に進むこと。また、誠実な心で物事に向き合い、信じる正しさを貫いて生きる姿勢をいう。単に本当のことを言うだけでなく、打算なく真理や誠を求め続けるという含みがある。由来
中国古典に明確な典拠がある語というより、近代日本で成立・普及した表現とされる。特に山本有三の小説『真実一路』によって広く知られるようになったとされ、時期は昭和10年代後半(1930年代後半)ごろとみられる。以後、真実を一筋に求めて生きる意の表現として定着した。備考
やや硬く文語的な表現で、日常会話より文章・演説・人物評・座右の銘で使われやすい。古典漢語由来というより近代以降に広まった語とされる。例文
- 祖父は真実一路を信条として、商売でも私生活でもうそを嫌った。
- 記者である彼女は、圧力に屈せず真実一路で取材を続けた。
- 派手な宣伝よりも、真実一路のものづくりを大切にする会社だ。
- 彼の真実一路な生き方は、多くの人の胸を打った。
- 世論に迎合せず真実一路を貫く姿勢こそ、学者に求められる。
類義語
- 一意専心
- 初志貫徹
- 至誠一貫
- 誠心誠意
- 純情一路
対義語
- 巧言令色
- 二枚舌
- 右顧左眄
- 朝令暮改
- 虚言妄語