百薬之長
読み方
ひゃくやく の ちょう意味
酒は適量であれば、どんな薬にも勝るほど健康に役立つという意味。酒をたたえる言葉だが、実際には「飲み過ぎなければ」という含みが強く、飲酒を正当化する決まり文句としても使われる。由来
中国の史書『漢書』食貨志下に見える「酒、百薬之長」に由来する。『漢書』は後漢の班固らにより1世紀後半〜2世紀初めごろ成立。新の王莽が酒を国家専売にする際、酒の効用を説いた文脈で用いられた語とされる。備考
現代では「酒は百薬の長」の形が一般的。「之」を用いると漢文調で古風。飲酒推奨ではなく、適量を前提とする表現として扱われる。例文
- 祖父は夕食時に少しだけ日本酒を飲み、「百薬之長だから」と笑っていた。
- 百薬之長とはいえ、毎晩深酒をしていては健康を損なう。
- 寒い夜に熱燗を一杯飲むと、百薬之長という言葉を思い出す。
- 彼は百薬之長を口実に飲み会を増やしているが、医者には控えるよう注意された。
- 適量を守って楽しむなら、酒はまさに百薬之長とも言えるだろう。
類義語
- 酒は百薬の長
- 百薬の長
- 天の美禄
対義語
- 百害無益
- 百害あって一利なし
- 万病のもと