疾言厲色
読み方
しつげん れいしょく意味
激しい口調で言い、厳しく険しい顔つきをすること。怒りや非難の感情を隠さず、相手を強く責めるような荒い物言いや態度を表す。単に大声を出すだけでなく、言葉と表情の両方がきつい様子をいう。由来
中国古典に由来する漢語表現。「疾言」は激しい、または性急な言葉、「厲色」は厳しく険しい顔色を意味する。成句としての明確な初出年代は未詳。関連表現の「疾言遽色」は『後漢書』劉寛伝に見え、『後漢書』は南朝宋の范曄が5世紀前半に編纂した史書である。備考
「厲」は常用漢字外で、文章語・漢文調の硬い表現。現代の日常会話ではまれで、類義の「疾言遽色」のほうが辞書で見かけることもある。例文
- 部下の小さな失敗に対して疾言厲色で叱りつけるのは、かえって士気を下げる。
- 普段は穏やかな先生も、いじめの事実を知ったときは疾言厲色となった。
- 会議で疾言厲色をもって相手を責めても、建設的な結論には至らない。
- 父は危険な遊びをしていた子どもたちに、思わず疾言厲色で注意した。
- 交渉の場では疾言厲色を避け、冷静な言葉で要求を伝えるべきだ。
類義語
- 疾言遽色
- 声色倶厲
- 厳詞厲色
- 叱咤怒号
対義語
- 和顔愛語
- 温言和色
- 和顔悦色
- 平心静気