異曲同工
読み方
いきょく どうこう意味
手法・形式・見かけは異なっていても、趣向や効果、出来栄えが同じであること。別々のやり方で作られたものが、結果として同程度の巧みさや同じ本質を持つ場合にいう。由来
中国・唐代の文学者、韓愈の「進学解」にある「子雲相如、同工異曲」が由来。揚雄(子雲)と司馬相如の文章は曲調は違っても技巧は同じく優れている、という意味。成立は唐代、一般に9世紀初頭(812年ごろ)とされる。日本では語順を入れ替えた「異曲同工」も定着した。備考
肯定的に「同じく巧み」と評する場合にも、批判的に「結局同じ」と言う場合にも使う。元の形「同工異曲」もよく用いられる。例文
- 二つの企画案は表現こそ違うが、狙っている効果は異曲同工だ。
- この映画と前作は舞台設定がまったく異なるものの、結末の作り方は異曲同工といえる。
- 彼の提案は斬新に見えるが、昨年の施策と異曲同工で、根本的な発想は変わっていない。
- 東洋画と西洋画で技法は違っても、自然の美をとらえる姿勢には異曲同工の趣がある。
- 各社の新サービスは名称や料金体系こそ違うが、内容は異曲同工で差別化に乏しい。
類義語
- 同工異曲
- 大同小異
- 似たり寄ったり
- 同巧異曲
対義語
- 天壌之別
- 雲泥万里
- 月鼈雲泥
- 千差万別