画竜点睛
読み方
がりょう てんせい意味
物事を完成させるために加える、最も重要な最後の仕上げのこと。ほんのわずかな一点を加えることで、全体がいっそう引き立ち、生き生きとしたものになるという意味で使う。転じて、文章・企画・作品などの肝心な決め手も指す。由来
中国・南朝梁の6世紀ごろの画家、張僧繇(ちょうそうよう)に関する故事に由来する。寺の壁に竜を描いた際、あえて瞳を入れなかったが、求められて二匹にだけ目を描き入れると、たちまち天に昇ったという逸話から、「最後の一点で全体が完成する」意になった。備考
「最後の仕上げ」「肝心な一点」の意で、褒め言葉として使うことが多い。「画竜点睛を欠く」で“肝心な点が足りず完成度が低い”の意。字は「点晴」ではなく「点睛」。例文
- この報告書はよくまとまっているが、結論の一文が画竜点睛だ。
- 照明を少し変えただけで、舞台演出に画竜点睛を加えることができた。
- 新商品の成功には、使いやすさを高める小さな工夫が画竜点睛となった。
- 彼のプレゼンは内容が充実していたが、最後の具体例がまさに画竜点睛だった。
- この絵は美しいが、背景に一羽の鳥を入れると画竜点睛になるだろう。
類義語
- 最後の仕上げ
- 総仕上げ
- 仕上げの一筆
- 詰め
- 点睛を加える
対義語
- 竜頭蛇尾
- 未完成
- 不完全
- 画竜点睛を欠く