生殺与奪
読み方
せいさつよだつ
意味
他人の生死や運命を左右する権力・決定権のこと。転じて、相手の処遇や進退を思いのままに決められるほどの強い支配力をいう。
由来
「生(生かす)」「殺(殺す)」「与(与える)」「奪(奪う)」の四字から成り、生死を含む一切の処遇を決める権限を表す語。中国古典由来とされるが、成立年代・初出の具体的な年や時代は不詳。
備考
強い権力支配を非難・警戒する文脈で用いられることが多い。比喩的に「進退や待遇を決める権限」の意味でも使うが、語感は重いので場面に注意。
例文
- 彼は部下の生殺与奪を握っているかのような態度で命令した。
- 契約更新の可否を一社に依存すると、生殺与奪を相手に委ねることになる。
- その制度は現場の裁量を奪い、上層部に生殺与奪を集中させた。
- 医師には患者の生殺与奪を決める権利はなく、最善を尽くす義務がある。
- 資金繰りが悪化し、銀行の判断が会社の生殺与奪を左右した。
類義語
- 生殺与奪の権
- 生殺与奪の権を握る
- 死活問題
- 一存
- 専断
対義語
- 自由自在
- 自分次第
- 自己決定