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父子相伝

読み方

ふし そうでん

意味

父から子へ、家業・技術・秘伝・教えなどを代々受け継いで伝えること。特に、芸道・武芸・職人技・家のしきたりなど、家系の中で継承される知識や技能についていう。

由来

「父子」は父と子、「相伝」は代々受け継いで伝えることを表す漢語。中国古典の特定の故事に基づく成語というより、漢語的表現として日本で用いられてきた語とみられる。成立時期は不詳だが、家業・芸道・武家の技などの継承が重視された中世から近世以降の文脈で広く理解される表現である。

備考

伝統芸能・武芸・職人の世界で使われやすい語。現代では、性別や血縁に限らない継承を重視する文脈では古風・保守的に響くことがある。

例文

  • この能の型は、長年にわたり父子相伝で守られてきた。
  • 老舗の味は、詳しい分量を記した文書ではなく、父子相伝によって受け継がれている。
  • 彼は父子相伝の技を学ぶため、幼いころから工房に立っていた。
  • その流派では、奥義は父子相伝とされ、外部の者には明かされなかった。
  • 父子相伝にこだわらず、娘や弟子にも技術を伝えるべきだという意見が出た。

類義語

  • 親子相伝
  • 家伝
  • 世襲
  • 父祖伝来
  • 一子相伝

対義語

  • 一代限り
  • 非世襲
  • 断絶
  • 他家伝授

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