熟慮断行
読み方
じゅくりょ だんこう意味
十分に考えを重ねたうえで、ためらわずに思い切って実行することをいう。軽々しく動くのではなく、状況や影響をよく見極めたのち、決めたことは断固として行う、慎重さと決断力の両方を備えた態度を表す。由来
明確な一つの典拠が知られる四字句というより、「熟慮(十分に考えること)」と「断行(決然と実行すること)」を組み合わせた漢語的表現と考えられる。中国古典に著名な出典があるとは言いがたく、成立時期も特定しにくいが、日本では近代以降、政治・経営・評論などで広く用いられるようになった。備考
主に政治・経営・組織運営などの硬い文脈で使う。要点は「よく考えること」と「決めたら断固として実行すること」の両立で、単なる優柔不断や無謀な即断とは異なる。例文
- 社長は市場の変化を見極めた末、熟慮断行で事業再編に踏み切った。
- 災害対応では、情報を集めたうえで熟慮断行する指揮官の姿勢が求められる。
- 彼女の熟慮断行の判断が、チームを危機から救った。
- 新制度の導入には反対意見もあったが、市長は熟慮断行の末に実施を決断した。
- 研究費の配分については、感情ではなく熟慮断行で進めるべきだ。
類義語
- 慎重果断
- 熟慮決断
- 深謀遠慮
- 三思後行
対義語
- 軽挙妄動
- 猪突猛進
- 浅慮軽率
- 無計画