無知蒙昧
読み方
むち もうまい意味
物事をよく知らず、道理や善悪の判断もつかないほど愚かで、教養や分別に欠けていること。単に知識が少ないだけでなく、世の中の仕組みや人の道に暗く、啓発されていない状態を強く表す言い方。由来
「無知」と「蒙昧」を重ねて意味を強めた漢語表現で、中国古典に由来します。特に「蒙昧」は先秦〜漢代ごろまでには見られる古い語で、「愚かで道理に暗い」の意を持ちます。四字熟語「無知蒙昧」としての厳密な初出年は不詳ですが、日本では漢文訓読や近代以降の評論文などで定着しました。備考
やや古風で硬い書き言葉。単なる「知らない」より強く、知識不足に加えて判断力や教養の欠如も含む。人に直接使うと強い侮蔑表現になりやすい。例文
- 教育の役割は、人々を無知蒙昧の状態から救い出すことにある。
- 権力者は民衆を無知蒙昧のままにしておくことで支配を続けようとした。
- 異文化を知らずに偏見だけで語るのは、無知蒙昧と言われても仕方がない。
- 自分の無知蒙昧を恥じて、彼は基礎から学び直す決意をした。
- 迷信に振り回される無知蒙昧な社会では、冷静な議論が育ちにくい。
類義語
- 無学無識
- 愚昧
- 暗愚
- 無知無能
対義語
- 博学多識
- 聡明叡智
- 才学兼備