無所不在
読み方
むしょ ふざい意味
存在しない場所がないこと。どこにでも存在すること。特に、神・真理・法則・影響力・情報などが、特定の場所に限られず、あらゆる場所に及んでいるさまをいう。由来
中国の漢文表現「所として在らざる無し」に由来する四字熟語。「無」は否定、「所」は場所、「不在」は存在しない意で、二重否定により「存在しない場所がない」と表す。成立時期・初出年は未詳だが、古典漢文・仏教語・思想語の流れを通じて日本でも用いられ、近代以降は宗教・哲学・情報社会の文脈でも使われる。備考
日常会話よりも文章語・思想語として用いられる。宗教では「神の遍在」、現代語では情報・監視・広告などの広がりを述べる際にも使われる。例文
- 現代ではスマートフォンと通信網が発達し、情報はほとんど無所不在になった。
- その宗教では、神は無所不在であり、どこにいても人間を見守っていると説く。
- 監視カメラやセンサーの普及によって、都市の監視は無所不在に近づいている。
- 彼の作品には、故郷への郷愁が無所不在のテーマとして現れている。
- インターネット広告は無所不在で、検索結果にも動画にもSNSにも表示される。
類義語
- 遍在
- 至る所にある
- どこにでも存在する
- 神出鬼没
- 満天下に及ぶ
対義語
- 不在
- 局在
- 偏在
- 限定的存在