無我夢中
読み方
むが むちゅう意味
あることに心を奪われ、我を忘れるほど一心に打ち込むこと。また、あわてたり必死になったりして、周囲が見えないほど夢中になっている状態もいう。好きなことへの強い集中にも、切迫した場面での必死さにも使える。由来
「無我」は仏教語で、自我への執着を離れた境地を指す語です。「夢中」は、物事に心を奪われてほかが見えない状態をいいます。この二語を重ねて、我を忘れるほど何かに没頭する意味を強めた表現と考えられます。正確な成立年は不詳ですが、近代以降(明治〜大正期ごろ)に一般化したとみられます。備考
良い意味の「熱中」にも、切迫して周囲が見えない「必死さ」にも使う。会話でも文章でもよく用いられる、比較的一般的な四字熟語。例文
- 子どもは新しい図鑑を手に、無我夢中でページをめくっていた。
- 彼は最後の一球を追って、無我夢中でグラウンドを駆け抜けた。
- 締め切り前の一週間、私は無我夢中で原稿を書き続けた。
- 火事だと聞いた父は、無我夢中で家族の名前を呼びながら外へ飛び出した。
- 初舞台では緊張していたが、演奏が始まると無我夢中になって最後まで弾き切った。
類義語
- 一心不乱
- 熱中
- 没頭
- 我を忘れる
- 専心
対義語
- 冷静沈着
- 泰然自若
- 平心静気