滄海一粟
読み方
そうかい いちぞく意味
広大な世界や物事全体の中で、自分やある対象がきわめて小さく、取るに足らない存在であることのたとえ。大海の中の一粒の粟というイメージから、圧倒的な規模の差や、人間存在の微小さ・はかなさを表す。由来
中国・北宋の蘇軾(蘇東坡)が1082年ごろに作った漢文「前赤壁賦」の一句「渺滄海之一粟」に由来する。青く広い海の中の一粒の粟になぞらえて、人や物事のきわめて小さな存在を表した。備考
文章語・評論語として使われることが多い。単なる少量ではなく、巨大な全体との比較での微小さやはかなさを強く表す。自嘲や謙遜の文脈でも用いられる。例文
- 宇宙の歴史から見れば、人間の一生など滄海一粟にすぎない。
- 世界市場全体と比べると、当社の売上はまだ滄海一粟だ。
- 莫大な被害額の前では、その支援金は滄海一粟かもしれないが、決して無意味ではない。
- 学問の大海に触れるたび、自分の知識が滄海一粟であることを痛感する。
- 数千年に及ぶ文明の歩みに比べれば、個人の名声など滄海一粟に等しい。
類義語
- 九牛一毛
- 太倉一粟
- 微乎其微